2021年6月5日、ショップ開店10周年を迎えることとなります。
お客様、お取引先の皆さま、ネットを介してご協力くださっている皆様、友人知人家族など数えきれないほど多くの方々の支えあってこそ、ここまでこれました。
本当にありがとうございます。
感謝の気持ちを込めて、プレゼント企画などございますので、ぜひショップをご覧くださいませ！ ＞＞きつねの雑貨屋さん**ビストロウシカ**
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振り返りますと、2011年の1月、私自身の健康状態の悪化で手術をすることになり、結果的には命にかかわることではありませんでしたが、生命について深く考える出来事になりました。
そして3月には東日本大震災がありました。私は東京都下に住んでいますので、地震による被害はありませんでしたが、それでもあの時の揺れは初めて経験するものでした。また、地震や津波による被害の大きさは、とても他人事としてやり過ごすことのできるものでもありませんでした。続いて、原発事故。・・・・
「いつかやりたい」と思っていたことは、結局やらないままで終わってしまうかもしれない。そんなことを実感するようになり、友人の後押しもあって開店の運びとなったのでした。それが2011年6月5日でした。
もともとECサイトのお手伝いなどを仕事にしてまいりましたので、ショップの運営自体に大きな問題はなかったのですが、どこで仕入れればよいのか、といった小売業についてはまったく素人で、はじめは品数も少なく、右往左往しているようなことでした。
翌年、2012年には早川由紀夫先生の「早川マップ」を当店からお送りさせていただくことになりました。そのおかげで、当店の認知度がグッとあがりました。ひとつの大きな転機となったように思います。(早川先生ありがとうございます)
そのあとは、地味な歩みではありますが、キツネグッズがだんだん多く仕入れられるようになって「きつねの雑貨屋」らしく、少しはなったでしょうか。
この10年のあいだには、「やめてしまおうか」と思うこともありました。
そんなとき、私をチカラづけて励ましてくださったのは、お客様の言葉です。
時にはお写真も送ってくださいましたね。
特に、このMさまからのお写真はちょうど「もうやめようかな」と落ち込んでいた時でした。キツネさんの首にまいているものは、お客様がつけて下さったようでした。「こんなふうにかわいがってくださっているんだな」と思うと涙がでるほど嬉しく感動しました。
いつも多くの方々からメールやお写真を頂戴して、そのたび、深い喜びを感じ、「よし！頑張るぞ！」とまた力が湧いてくるのです。
もちろん、普段の喜びというものは、ご注文をいただいた時点であるのです。
まったく知らない方が注文してくださること。離れていてもそんなことは関係なく、ぽちりと注文ボタンを押してくださること。そして、繰り返しお買い物をしてくださる方がいらっしゃることも嬉しいことです。お顔をしらないまま、それでもなにか気持ちが通じているような気持ちがします。
こうしたことが、ネットショップの意義深さ、といいますか、楽しさ・喜びだと自分は思っています。南は沖縄、北は北海道まで全国各地へお届けできる喜びは何物にも代えがたいものです。
今後もこの喜びを大切にし、邁進してまいります。
10周年といっても、まだまだ初心者と変わらない小さなお店です。
これからも、どうぞ一緒に育てていただければ幸いです。
よろしくお願い申し上げます。
きつねの雑貨屋さん ビストロウシカ 吉田
